月火担当の二宮です。
平昌オリンピックでの日本人選手の活躍は、連日目覚ましかったですね。
女子パシュートでは、オランダ人のヨハン・デビットコーチが、選手たちにクロワッサンやドーナッツを控えるようにアドバイスしていたそうですが、これは分子栄養学的にも理にかなっています。
テニスのノバク・ジョコビッチ選手は、小麦製品を摂るのをやめてから 成績をメキメキと伸ばし、輝かしい成績を収めることに成功しました。
こちらは、アメリカの予防循環器のドクターが書いた本。
タイトルはやや扇動的ですが、Dr.ウィリアム・デイビスは、循環器疾患の予防の権威の先生であり、内容はしっかりしています。
わかりやすい言葉で書かれているので、一般の人にも理解していただきやすいと思います。
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現在流通している小麦は、世界の食糧難を救ったという面では大きく貢献しました。
しかし、遺伝子組み換えがなされる中で、昔の小麦とは構造ががらりと変わってしまって、消化されにくいグルテンタンパク質になってしまったと言われています。
実際、アレルギーなどの自己免疫疾患を作り出している原因の一つにグルテンが挙げられることがわかっています。
グルテンは、人の消化酵素ではなかなか分解できません。
ですから、未消化なままとなり、腸粘膜に傷をつけてしまい、腸に炎症を引き起こします。
また、グルテンを構成するタンパク質のグリアジンが、ゾヌリンという腸粘膜上皮細胞をつなぎとめているタイトジャンクションを開けてしまうタンパク質を増やします。
タイトジャンクションが壊れれば、本来通過できない大きさの食物が腸壁を通過してしまい、腸の免疫機構によってアレルゲンと認識されやすくなってしまうのです。
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そうはいっても、小麦はおいしいしやめられないよ、という方も多いのが現実です。
実は、グルテンにはモルヒネ様の作用があり、依存性があります。
だから、ついつい欲して手をのばしてしまうんですね。
ですが、一度ぐっとこらえて2週間小麦をたつと、不思議と欲しなくなる人がほとんどです。
ジョコビッチ選手が出している自伝「ジョコビッチの生まれ変わる食事」は、
小麦をやめたいけどなかなかやめられない人、栄養療法を頑張ろうと思っているけど挫折してしまいそうになる人におすすめです。
彼の姿勢はやる気を起こさせ、俄然モチベーションが上がります。
お時間のあるときにぜひ読んでみてください。
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日本ではもともと米、芋類が主食でした。
日本に住んでいれば、現在もグルテンフリーの食生活をするのは、実はそんなにむずかしくないんです。
私自身、外食や付き合いでたまに小麦製品を食べることはありますが、家には小麦製品は置かなくなりました。
唐揚げは、米粉と片栗粉でできますし、
ムニエルも米粉でぱりっと仕上がります。
ベジャメルソースも米粉でできます。
カレーにも小麦粉は不要です。
お子様のお菓子づくりも、米粉で十分代用できますよ。
米粉のクッキーは、ほろほろとした食感でおいしいです。
工夫次第で、グルテンがなくても、十分に食事は楽しめます。
小麦製品はあくまで嗜好品、の位置づけです。
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とはいえ、外食などで小麦製品を食べることはあると思います。
小麦製品を食べて、にきび、ふきでものができてしまったときは、プラズマシャワーサイトプロがおすすめです。
炎症を抑えてくれるのと、殺菌作用があるので、ニキビが治りやすくなります。
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サプリメントについては、初めての方は一度カウンセリングをお受けください。
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