2017年10月17日火曜日

プラズマシャワーとサイトプロ

 月火担当の二宮です。
 
院長先生のブログですでにご存じだと思いますが、先日、おのまりこ皮膚科クリニックにプラズマシャワーが導入されました!
 


  通常、ヒトの皮膚の細胞同士は離れないようにお互いに接着しています。 
 この細胞同士の接着を担う細胞接着分子(cell adhesion molecules : CAMs)のおかげで、外から容易に異物が侵入できない仕組みになっています。ですので、普通の状態では化粧水などは、皮膚の奥には浸透しません。

このプラズマシャワーの最大の特徴は、皮膚の接着剤の役割をしているCAMsを一時的に切断して、皮膚の吸収率を飛躍的に高めることです。
つまり、TDDS(経皮ドラックデリバリーシステム)で、プラズマシャワー照射後の最初の1時間のペプチド成分を吸収しやすい状態にします!


プラズマシャワーは単体でも効果があります。
滅菌作用があるので、ニキビにも効果がありますし、コラーゲンや線維芽細胞の生成を刺激して、細胞の再生や血液循環を改善し、皮膚のはりやつやを高めます。


より効果を実感していただけるのは、サイトプロMDやPRPとの併用です。

サイトプロMDには、FGFEGFTGF-β、KGFなどの治癒促進や抗炎症作用を有するサイトカインが配合されています。

プラズマシャワーの殺菌作用とサイトプロMDの抗炎症作用は、ニキビにも効果があります。



毎日のスキンケアや紫外線、環境因子により、皮膚ではどんなに気を付けていても日々軽微な炎症が起こっています。これらの炎症の積み重ねが、老化へとつながります。
しかしながら、これらの炎症を抑える作用のある幹細胞とサイトカインの量は成人になると、悲しいことにほんの数%しか残っていません。
ですので、抗炎症作用のあるサイトカインを外から補給することが、エイジングケアには欠かせないのです。


先日のプラズマシャワーのデモの際に私は、ヒト骨髄幹細胞で話題のサイトプロを塗りました。



プラズマ照射の体感としては、じんわりとあったかい感じです。痛みはありませんでした。
ただ、皮膚の炎症が強かったり、日焼け後など皮膚が過敏な状態だったりすると痛みがあるようです。

  
  プラズマシャワーの施術時間は、サイトプロMD塗布なら15分程度と短時間です。
 ※PRPの場合は、採血と遠心分離をする時間がかかります。
ただし、施術後1~2時間は皮膚の吸収率が上がっているため、直後にメイクはして頂けません。

ダウンタイムがないので、今までPRPに興味はあったけど、水光注射だと数日間は内出血になっていたという方にも受けていただきやすいのがいいですね。


プラズマシャワーなら、私も昼休みなどにささっとメンテナンスできそうなので、継続していけそうです♪


副作用・リスクとしましては、日焼け後や炎症の強すぎる肌などには、痛みが強くでる場合があります。その場合は、まず、その炎症を抑える治療を優先させていただく場合がございます。


ご予約はお電話で。

075-744-0738


0 件のコメント:

コメントを投稿