汗ばむ季節になってきました。汗の量が多くて衣服に汗じみができる。
このような悩みで困っている方に、『エクロックゲル』を紹介したいと思います!
多汗症とは日常生活に支障をきたすほどの汗が出る状態で、手のひらや足の裏、ワキの下、額など、汗腺が密集している部位に症状が出やすいといわれています。発汗は緊張やストレスなどの精神的な刺激(精神性発汗)と気候や運動による温熱刺激(温熱性発汗)によって促進されます。多汗症には明らかな器質的原因が存在しない「原発性多汗症」と他の疾患や使用している薬剤が原因となる「続発性多汗症」に分けられます。
多汗症の中で、ワキの下の汗が多いものを「腋窩多汗症」といいます。ワキの下にはもともと汗腺が多く、精神性発汗と温熱性発汗の両方により多汗が起こりやすくなっています。明らかな原因が存在しない腋窩多汗症(原発性腋窩多汗症)の日本人での頻度は5.8%と推定されています。
原発性腋窩多汗症の治療には、塩化アルミニウムなどの塗り薬、抗コリン薬や漢方薬などの飲み薬、ボトックス、外科的手術などがあります。
【エクロックゲルとは…】
エクロックゲルは日本初の保険適応の原発性腋窩多汗症用外用薬です!
(原因となる病気がないわきの汗を治療する塗り薬、ということです)
汗腺のアセチルコリンの働きを局所でブロックすることで汗を抑えます。
試験では単剤で80%の方で汗が抑えられ、60%の方は日常生活に支障が無くなる程度まで改善したそうです。
効果が出るまでの期間も2週間と比較的早くに実感できます。
12歳以上の原発性腋窩多汗症の方に適応があり、用法としては1日1回両脇に塗るだけとなっています。
1本20gで2週間分、薬価は1本4,874円です。
健康保険が適応されますので、3割負担の患者さんで、1,462円になります。(診察料+処方箋料)
当院でも処方が可能ですので、脇汗でお困りの方は一度ご相談ください。
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